開催レポート「こだわり工作教室・特別体験会」



キットバイオリン教室では、大人の方を主体としたバイオリン工作教室の実現に向けて準備を進めております。
平成28年度足立区創業プランコンテスト採択事業(奨励賞受賞)
正式スタートに先駆けて、2017年1月29日(日)に足立区北千住で特別体験会を開催させて頂きましたのでお知らせ致します。

当日は5組の方にご参加を頂き、本格工作をご体験頂きました。
貴重な休日にも関わらず、ご参加頂きまして本当にありがとうございます。
長時間の作業となりましたが、皆さま凄い集中力で取り組まれ、見事なバイオリンが完成致しました。

ブログでご紹介頂きました。こちらもご覧下さい。「MYITTA ビルマの工房」様

目次

  1. 体験会の様子
  2. 参加者のご感想やご意見
  3. 今後の予定

1. 体験会の様子

教室の様子

朝10時過ぎからスタートいたしました。
日曜日にも関わらず、ご参加を頂いてありがとうございます。


教室の様子

皆さまの自己紹介の後は、楽器の聴き比べ。
キットバイオリンと音大生のバイオリンとをブラインドで聴いて頂きます。
今回は皆さまが持参されたニス塗りキットバイオリンが2挺加わり、計4挺での聴き比べとなりました。
結果は、キットバイオリンが良いと思う人が半数、音大生のバイオリンが良いと思う人が半数でした。
印象的な結果でした。


教室の様子

いよいよキットの組立。
このキットはこだわり工作がたくさんありますので、やりがいがあります。


教室の様子

まずはペグの加工。


教室の様子

ペグが長い状態ですので、ノコギリで切って長さを整えます。


教室の様子

「久しぶりにノコギリを使った!」という方もいました。


教室の様子

続いて、弦穴あけ作業。電動ドリルを使って穴をあけます。
皆さま、少し緊張されたご様子。端材で何度もテストをされていました。


教室の様子

続いて楽器本体に取り掛かりました。
表板は接着されていませんので、普段は見ることのできない内部構造等がよく分かります。


教室の様子

もちろん、名前ラベル(制作者ラベル)も健在です。
お好きなデザインを選んで頂いてご自分の名前を記入・楽器の中に貼ります。
世界で一つのオリジナルバイオリンになります。


教室の様子

表板はクランプを使って楽器本体にニカワ接着します。
先ずはテストを行い、隙間がなくぴったり付くか確認。


教室の様子

問題がなければ、接着面にニカワを塗ります。素早さが求められます。


教室の様子

そして、クランプで本接着。
「なんだか職人になったみたい」という声が印象的でした。


教室の様子

ここでお昼ごはん。皆さんで談笑しながら頂きました。


教室の様子

午後の開始。ニカワの乾きを待ちつつ、先ずはドレミシール貼り。
ドレミシールの改良点に気づいて頂いた方がいて、嬉しかったです(少しづつ進歩しております。)


教室の様子

クランプの取り外し。バラバラにならないだろうか、本当に外しても大丈夫か、皆さまドキドキされていました。


教室の様子

いよいよ難関の魂柱立て。


教室の様子

先ずは魂柱立て器具の使い方や立てる位置のご説明。


教室の様子

そしてご自分で体験。
これが難しいのです。なかなか上手くいきません。


教室の様子

皆さま苦労されていましたが、ご自分で魂柱を立てられた方もいらっしゃいました。
初めての挑戦で凄いです。


教室の様子

魂柱が立ったら、あご当て等のパーツを取り付けたり、駒を加工したり。


教室の様子

そして、ご自分で弦張りして、オリジナルバイオリンが完成。
弦はナイロン弦を使用しています。どのような音が出るか楽しみですね。


教室の様子

夕方近くになってしまいましたが、弾き方のご説明。
写真は弓の持ち方をご説明しているところ。「バイオリンを弾くのは初めて」という方が多かったです。


教室の様子

今回は時間の関係で弾き方のご説明が短くなってしまいました。
今後は確りと時間をとってご説明したいと思います。


教室の様子

最後に、皆さんが作った楽器を1挺ずつお借りして、音大生が演奏を披露いたしました。


教室の様子

どの楽器も良い音がしました。
綺麗な音を奏でるご自分のバイオリンを見て、皆さま、とても嬉しそうでした。
※実際の演奏が下記の動画でご覧になれます。



教室の様子

長時間になりましたが、無事、終了致しました。
皆さまお疲れになられたと思いますが、見事なバイオリンが完成して充実感とともにご満足されている様子でした。


教室の様子

最後に、記念撮影をさせて頂きました。
お忙しい中、大変ありがとうございました。

音大生アシスタント:渡邉拓真(東京音楽大学)


2. 参加者のご感想やご意見

いただいた声やアンケートの結果をご紹介いたします。

(1) ご感想

  • プロの職人さんの工房に入らないと見られないような道具に触れたり、プロのバイオリン弾きの方でも通常自分では触らない魂柱立てを経験できたところが一番感動的でした。
  • 貴重な楽器の工作体験はDIY好きの男性や喫茶店のオーナー等幅広い方に興味を持ってもらえると思います。
  • 自分の制作したバイオリンがこんなに良い音色を奏でられるのかと思うと、私自身も習ってみたくなりますし、そんな本格的なバイオリン制作を多くの方にも体験していただきたいと強く感じました。
  • 綺麗な音がでるのか不安もありましたが、全員素敵な音が鳴ることが分かり、安心感と素敵な音色で癒されました。
  • 完成した楽器を実際に弾いて頂いてとても感動しました。こんなに本当にいい音が出るのだと実感できました。今後の教室でもぜひ演奏して下さい。

(2) 改善点等についてのご意見

  • 最初に工作の流れやパーツの確認をすると理解しやすいと思います(タイムスケジュールや本教室での工作範囲の提示)
  • 作業をサポートする人がもう1人いればよりスムーズに進むと思います。
  • 時間のかかるペグ作業は、道具の数を増やすか、加工数を減らすと良さそう。ペアでの連携作業やサポートのフォローも。
  • 工程ごとに見本作業を示して頂くと安心(手先が見やすいように机のレイアウトを工夫) 出来具合も逐一確認頂くと安心。
  • 失敗しやすい箇所は事前に失敗例を紹介して注意喚起すると良さそう。失敗したときのためにパーツの予備があれば思い切って作業できます。
  • バイオリンの色々な話も聞きたいです。また、名前ラベルを貼った時点で記念写真を撮ると良いと思います(バイオリンの内部を見れる貴重な機会なので)
  • 進行面から子ども同伴は少し厳しいかもしれません(進捗の遅れ、失敗リカバリー等) 大人限定が良いかもしれません。
  • 2日に分けて行う形はどうでしょう?(1日目から参加:本格的に工作したい人、2日目のみ参加:簡単に工作したい人)

(3) アンケートの結果

Q. バイオリンを弾いたことがありますか?
・全くない:4人
・1年以上弾いている:1人
Q. 参加してみてどうでしたか?
満足:5人(全員)
Q. 工作難度はどうでしたか?
やや難しかった:5人(全員)
難しかったもの:魂柱立て4人、ペグのカット2人、その他ペグの穴あけ、表板ニカワ付け、弦高調整
「魂柱立てと表板ニカワ付けは面白かったのでコースからは外さないで下さい!」とのご意見も。
Q. 参加費はいくら位が妥当と思いますか?
・30,000円:2人
・40,000円以上:3人(45,000円前後1人)…「工程、楽器の質ともに本格的な工作で価値のある貴重な体験と感じます。」

3. 今後の予定

今回の体験会を通して多くのご意見や気づきを頂戴いたしました。
頂いた声を参考に、より楽しく魅力的な内容に仕上げたいと思います。

こだわり工作教室の開始は2月下旬を予定しております。
開催日等詳細が決まりましたら、ホームページ等でお知らせ致します。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

キットバイオリン教室 中井 里